最近読んだ本 「伝習録」

09年07月14日

今日は所用で姫路に行きました
現在帰りの車中です

電車に揺られて二時間。本来なら本か雑誌で時間をつぶせるはずなんですが、あわてて乗り込んだため本も買えず、といっても二時間なにもなしで立ってるのはつらいものです
空席はありますが運動不足解消のため座らないことにしています

今回のテーマは予告通り「最近読んだ本」
超カタイ本で恐縮です
最近はこれしか読んでないんで・・・

ズバリ題名は「伝習録」中国明時代の古典です
内容は一口で言って人生訓です
論語などの四書五経をベースに弟子達との問答や手紙が主な内容です
論語を知らないと理解しにくいうえに中庸や老子まで出てきます
著者である王陽明は有能な官吏でしたが上司に逆らい左遷されます
その場所は言葉の通じない未開の地
夢も希望もない逆境の中で王陽明は深い思索の世界に入ります
それだけでなく絶望した部下達を励ますため自らの性格も変えて明るく振る舞います
人生山あり谷あり
王陽明は中央に呼び戻され乱世を平定するため尽力します
そんな人生のなかで多数の人や事件に出会い人間性を深めていったのでしょう
論語は丁寧に読めば理解できます
しかしこの「伝習録」はなかなか難解で読み進みません
王陽明が生きた明時代は日本なら室町時代
精神文化が花ひらきつつもやがて権力を力で奪い合う乱れた世となります
乱世にいかに生きるかを深いレベルで悩んだ弟子たちの苦悩は現代に生きる我々では次元が違い簡単には想像できません

一節を紹介します
事上磨練(じじょうまれん)
何事もない平和な状態より、多忙極める環境のなかでこそ修行は成果を発揮し、人格も磨かれるという意味です
「『忙しい』は精神的未熟者の言い訳に過ぎない」とも言い換えられそうです

ちょっとクドクなりましたね
本当は1Q84にするつもりだったんですが・・・
イカンイカン言い訳が出そうです(^_^;)

では次回テーマは「新幹線」でいかがでしょう?以上