自民党・食育調査会 ~バランス良い食事で、「健康、元気!」~

13年04月11日

山東昭子参議院議員が会長を務める食育調査会が開催されました。

<「幼少期」の食生活・食文化について>東京・立川にある藤幼稚園(園児600人)の加藤園長からヒアリングと、少年院で行ったアンケート調査報告を行いました。

ヒアリングの演題は、「子ども、家庭、地域が育つ幼稚園ランチの可能性について」で、藤幼稚園が取り組んでいる幼稚園ランチ、いわゆる給食について説明がありました。

主な食育活動は、1自園調理の給食(畑ごはん・農作業体験)の提供。2玄米、麦飯、胚芽米等、雑穀米、白米・・・を食する。3ファミリーランチプログラムと称する家族や地域の皆さんが参加するランチ。4無添加食材使用。5アレルギーカードを使用したアレルギー対応。6園児に対し、しつけ、マナー、支度、片付けなど。このような活動を通して幼児教育に役立てているという貴重なお話を伺いました。

次に、少年院における食育指導の取り組みについて、法務省からお話を伺いました。今回は、矯正施設に入所している少年たちに対し、入所前の食生活についてアンケート調査を行った結果報告を受けました。アンケートの対象は、14歳から20歳までの男子1080名、女子145名。

1、朝食・夕食を1週間に食べる回数。毎日朝食を食べていた男子は5人に1人。女子は8人に1人。毎日夕食を食べていた男子は64%、女子は45%。

2、朝食・夕食を一緒に食事を食べることが多かった人。朝食は、男子の回答では54%が1人で食事をしていた。女子も49%が1人だった。夕食は、男子の回答では母親と一緒が39%、次いで一人が37%。女子は家族以外と一緒が44%、次いで兄弟姉妹が35%だった。

3、朝食・夕食を1人で食べていた理由。最も多い回答は、男女とも「好きな時間に食べていた」。

4、食事を1人で食べるようになった時期。男女とも中学校のころが約半数にのぼり最も多かった。

5、家族と一緒の食事について。男子では6割、女子では7割を超える少年が家族と一緒の食事を楽しかったと回答。

6、自分が親になったとき、子どもと食事をしたいか。男女ともに90%を超える少年が子どもと一緒に食事をしたいと回答。

7、食生活において思い出に残っているエピソード。うれしかったことは、誕生日、クリスマス、運動会等のイベント時の食事。家族揃っての食事。非行をしてもご飯を作って待っていてくれたこと。一方、寂しかったこと、つらかったことは、1人で食事をすること。家族が食事を作ってくれなかったこと。運動会等のお弁当がコンビニ弁当や冷凍食品だったことを挙げている。(抜粋)

このような調査結果を受け、少年院などの矯正施設では、農作業体験、箸の持ち方、地域住民との会食、保護者訪問時に一緒に食事を作って一緒に食べるという食育に取り組んでいるという報告を受けました。

こうしたヒアリングに対し、以下のような質問をいたしました。

小林:奈良の少年院を訪問した経験があるが、少年たちが農作業を行っていた。そのことは、耕作放棄対策など、様々な効果が期待されるが、その重要性についてどのように考えているか?

法務省:奈良の少年院では農地を自主管理し、その成果について収穫祭で発表会を行っている。例えば、キャベツを無農薬で育てると青虫がつく。こうした自然の営みを経験することで心が豊かに育む。農作業体験は大変有効なことだと思っている。

藤幼稚園長:その通りだ。農地を有効活用した教育は食育そのものだ。

アンケート結果に関しては、こうした家庭環境の少年たちがすなわち非行に走るわけではありません。しかし、大きな要因の一つであることは否定できません。普段何気なく食事を摂っておりますが、誰と一緒に摂るかということが大変重要であると意識させられた勉強会でした。