年頭所感

14年01月06日

新春を迎えて

~2020年日本の復活のために必要な外交と友好~

 昨年は国政の現場に身を置き、様々な法律の成立に立ち合ってまいりました。教育・福祉・まちづくりなど多岐にわたります。特に重要なのは外交と防衛に関する分野です。昨年はアルジェリアで邦人襲撃事件が発生しました。日頃から高レベルでの情報収集の必要性を実感し、防衛上必要な法整備がなされたのです。

外国との交際・交渉は難しいものですが、決裂断絶はお互いに不幸をもたらします。歴史は繰り返すといいますが、決して繰り返してはならない歴史―それが戦争です。国民のかけがえのない生命と財産を守ることが最優先事項です。

では地方は外交とは無縁なのか?奈良が独自のまちづくりを進める過程は、他国との外交に貢献することと重なります。国際性あふれた町として東京・横浜・神戸・福岡などが挙げられます。港を開き、昔から多くの外国人が生活する都市です。一方古い歴史と文化を有する町があります。京都・松江・長崎そして奈良はこれから国際性を発揮できるのではないでしょうか。決して外国人観光客の量的拡大を目指すのではありません。古き良き日本らしさを現代の視点でクローズアップしていく中で、質の高い国内観光が可能となります。その価値は、外国人観光客に評価されるでしょう。春や秋に奈良公園などで行われる「能」に魅力を感じる外国人観光客が年々増加しています。

また奈良にインターナショナルスクール設置を望む声を聞きます。古都に魅力を感じ、居住する外国人が増えることは、互いの国の文化を理解し、友好を深めることになります。友好から始める民間外交です。

以前私は新聞のコラムで「2020年日本は復活する」という文章を読みました。その頃には時代に合った正しい教育を受けた若者が、社会の中心世代になるからというものでした。奇しくもその年には、日本でオリンピック・パラリンピックが開催されます。成功までの道のりは厳しいでしょう。経済を立て直さなければ必要な町の整備はできませんし、落ち込めばそれこそオリンピックどころではありません。オリ・パラは希望の光であると同時に、越えるべき高いハードルでもあるのです。財政再建・社会保障・少子化・エネルギー・食料自給・環境。2020年、私たちはこれらの課題とどのように向き合っているでしょうか?

世界中から集まる来訪者に、復活した日本の姿を見て頂くことが目標であり、そのための確かな歩みを始めていく、それが本年です。