小林しげき活動レポートvol.215
小林しげき活動レポートvol.215 令和7年7月7日(月)
通常国会が終わり、いよいよ参議院選挙にまっしぐらです。昨年の衆議院総選挙では自民党が大敗、自公は少数与党となり難しい政権運営を余儀なくされています。果たして7月20日投開票の選挙でV字回復するのか、依然厳しい結果で底を這うのか、大事な選挙です。石破総理は勝敗ラインを「自公で50議席」としています。自民党の政権公約を世に示し、何とか勝ち抜きたいところです。
私が政治の道に進んでから経験した参院選については2007年(松井正剛候補)、2010年(山田衆三候補)と連敗した後、2013、2016、2019、2022年とお陰様で4連勝してきました。堀井巌議員と佐藤啓議員です。昨秋の敗因は自民党派閥に関する「政治とカネ」でした。先月の都議選では投票者の60%が政治とカネ問題を考慮したと答えています。参院選では国民に希望を与える将来ビジョンを生み出さねばならないと考えます。
再び都議選に触れますが、自民党が減らした議席は都民ファーストに移動したと見ることもできます。どちらも基本的には保守です。国内外の情勢が不安定な今、実績のない革新政党に期待はされないと推察します。コメ問題を含む農業政策、少子化を解決する地方創生、トランプ関税問題の解決、東アジアの安全保障などは難題ですが、我々自民党は省庁と連携し必ず結果を出します。私は今国会、予算委員会の委員として石破総理の国会答弁を全て聴いてきました。かつて大臣を務めた防衛や農林分野に関しては歴史的経緯に触れながら的確に答えておられます。ただし経済政策についてはあまりに財務省寄りの答弁が多かったと思います。個人の所得増、あるいは負担減についてはすでにいくつかの改正もなされています。来る参院選で打ち出して参ります。
決して進む道を間違ってはならないのが「外交と防衛」です。自民党が守り続けた良識を参院選で示して参ります。
しげきの時事通信「世界情勢の変動と日本外交」
今年は戦後80年、3年後には明治160年を迎えます。これまで、長期化するロシアのプーチン政権と中国の習近平政権、核武装で北朝鮮に続こうとするイランが昭和の大戦後の世界秩序に挑戦してきましたが、同秩序の基
本理念をまさかアメリカが内側から破壊しにかかるとは想定外でした。しかし、これは長期的にだんだん進んできたアメリカの衰退と衆愚化の結果なのです。そして、地球温暖化がじわじわと現代文明の持続可能性を揺るがしつつあります。一方、日本は、少子高齢化、東京一極集中、産業と地方の空洞化が一段と進み、民族の生き残りが危ぶまれます。
そこで、もうアメリカには頼れないから、もっとロシアや中国と仲良くすべきだ、今こそ中立化して憲法9条の非武装化の理念を実現するときだという声を耳にします。日本はもう危ないから外国に逃げようという声まであります。
今は、国力の涵養の時です。それは多岐にわたり、欧州との連携強化や歴史認識も含まれます。例えば、昭和2年に国際連盟で戦争放棄と世界の非武装化を提唱したソヴィエト外務委員リトヴィノフの異から目を覚まし、これ以上、同じ筋の政治宣伝に騙されないことです。ロシアの真意は、同じリトヴィノフが、第二次上海事変の後に日中全面戦争に至ったことで、大喜びしたことから判断すべきです。今も世界の注意をウクライナからそらすために、テロリストがユダヤ人を攻撃し、イスラエルが大きな軍事行動に出ました。当時の日本も同じ異にはまって国際世論の敵となったのです。そして批判的な英米を見限り、勝ち馬に乗るためにナチスに接近しました。今も右往左往すべきではないでしょう。(執筆 近現代史研究「養正舎」)