小林しげき活動レポートvol.196
小林しげき活動レポートvol.196 令和5年12月25日(月)
2023年を振り返る
本格的な冬の到来となりました。巷ではインフルエンザが流行しています。体調管理には充分ご留意下さい。
まず冒頭、自民党の派閥による政治資金パーティー収支報告書の不正記載問題についてです。この問題が政治不信を招いたことに国会議員としてお詫びいたします。申し訳ありません。捜査には真摯に協力し、今後信頼回復に努めて参ります。
2020年から猛威を振るった新型コロナもようやく収束し、5月8日以降は感染症法の類型が緩和されました。元の日常に戻すべく、官民挙げて努力をした結果、経済は総じて緩やかに回復基調にあります。都市は活気を取り戻し、外国人観光客も増加し始めました。
一方でロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに燃料・原料高となり、物価上昇をもたらしています。米国の金融引き締めが金利高を招き、円安が進行した年でもありました。政府は積極的に賃金上昇を促していますが、中小企業の経営は正念場です。
2024年は、モノの値段が下がり続けたデフレ経済から脱却するチャンスが来ます。確かに行き過ぎた原料高・人件費上昇は経営を圧迫しますが、新たなる商品・サービスの提供で国民の前向きな消費が期待できます。人手不足を解消するための副業解禁も、企業に浸透しつつあります。
日経平均株価は3万円台を維持しています。株を持たない人には関係ないとの指摘は当たりません。銀行保有の株式時価が上昇すれば、企業への貸出余力が増し、新商品開発、工場新設など設備投資を後押しします。
1月後半には通常国会が始まります。社会保障、農業振興、地方創生、外交、防衛、憲法改正など、内外の諸課題解決のため議論し、結論を出します。気候変動がもたらす自然災害への備えは急務です。今後は河川の上流においても、適切に改修を行う必要があります。奈良県の遅れている道路整備に予算が配分されるよう、結果を出して参ります。
「日本らしい日本への歩み!」
終わりの見えないウクライナ戦争、ガザ地区をめぐる深刻な国際紛争は、戦後政治の中でひたすら「平和」を至上の価値と考えてきた私たちに今、国際政治の冷厳な現実を見せつけています。
75年前に公布された憲法の9条第2項に「戦力の不保持」が明記され、自衛権までも放棄しているような解釈がなされたのは、当時日本が被占領下で「主権」を失っていたことを考えると、ある意味自然なことです。しかし、国際紛争を解決する手段としての戦争と国民を守るための自衛権の行使は、国際法上全く別物です。
しかし、これらを峻別する言説は戦後政治の中で長くタブー視されてきました。こうした「平和ボケ」が、今日の激動する国際政治に対峙できる国家の大方針さえ持ちえない「国のかたち」を創ってしまったとも言えるのではないでしょうか。
わが国には、この世のあらゆるものに命を感じ、それへの感謝と畏れを忘れない繊細な感性。他者への謙虚な気持ちから発せられる数々の美しい言葉。理を悟り、具体的な事柄の修練で人格を高めようとする「修道」の考え方。争いよりも調和を社会生活の中心に置く「和」の精神…。そうした価値観があります。また、福澤諭吉が「一身独立して一国独立する」と述べたように、個人の自立は国の独立につながってゆきます。
一方で、国際政治の世界では、時として正義や道徳が相対化され、明示的・暗示的に武力での問題解決が図られているという現実があります。そのような荒波の国際政治を生き抜くためには、国益を尊重し、協調とリーダーシップを示す巧みな外交を展開してゆかねばなりません。
人にやさしく国に誇りを持てる、そんな国へ。日本らしい日本への歩みをともに進めていこうではありませんか。