お知らせ・活動報告

2024.07.16 活動報告

小林しげき活動レポートvol.203

小林しげき活動レポートvol.203 令和6年7月16日(火)

vol203(ピンク)20240716のサムネイル

危険なライドシェアの導入

「ライドシェア」皆さんも耳にされたことがあるでしょう。岸田総理も施政方針演説で導入に言及、小泉進次郎議員が中心となり勉強会が開催されました。これからは自由化の時代。
タクシー不足を解消するために、一般の車を一般の方が運転する。そして車両と利用者をつなげるのはアプリ運営会社。これが簡単な仕組みの説明です。しかし安易な導入には危険な要素が隠れています。以下、問題点を述べていきます。
① 安全運行の欠如
一般ドライバーの運転技術は未知数です。ナビがあるからといっても悪天候や工事中の際には応用力が必要です。
② タクシー会社の経営圧迫
待遇改善などで懸命にドライバーを募集。コロナ禍を耐えたタクシー会社に追い討ちをかけることなります。
③ 乗客の安全確保
先行導入しているアメリカでは性犯罪や強盗の事例が報告されています。安全な日本では起こらないと断言できるでしょうか。
④外資系アプリ会社
いま完全解禁となれば、中国・アメリカなど先行国のアプリ会社が市場を押さえるでしょう。
我が国の市場を安易に外資に引き渡す必要はありません。
なお4月1日に開始した自家用車活用事業は、車両、ドライバーともにタクシー会社の管理下におかれ、運行時間や営業地域も限定(東京・神奈川・愛知等)されています。タクシー不足の解消につなげるべく、旅客運送法の範囲内で実験的に始まりました。推進派からは「日本版ライドシェア」は「なんちゃってライドシェアだ」と批判の声があるようですが、これだけの問題点が予測される中で完全解禁にこだわるのはなぜか?不審を抱くばかりです。
2030年外国人観光客6,000万人時代に備え、公共交通機関だけでは、増える利用者(需要)に対応できない。これが政府有識者の言い分です。
しかし明日6,000万人になる訳ではありません。問題解決にはタクシー会社が確実にドライバーを募集されることが基本であり、危険なライドシェアを導入することではありません。私は自民党国土交通部会長代理として実体を見つめながら、引き続き冷静な議論をリードして参ります。

 


東京都知事選「石丸伸二氏」に思うこと

東京都知事選で、小池百合子氏が3選を果たしました。対抗馬と見られた、地元東京で参議院議員を20年間務めてきた蓮舫氏が3位に沈み、前安芸高田市長で、東京で地盤を持たず蓮舫氏より知名度が大きく劣る石丸伸二氏が次点になりました。
石丸氏は、選挙期間で合計228回の街頭演説を行ったうえで、インターネットを駆使したことと、「石丸構文」という耳目を集めるキャラクターで、急速に知名度と支持を集め、165万8363票を獲得しました。石丸氏は選挙後も大手メディアに出続け、評価が分かれているのが実情ですが、選挙結果と彼の注目度を受け止めることは、有権者の声を聞くことであると思います。

私は、石丸氏の躍進から次の3つのことに着目しました。1つ目は、既存政党への不満の受け皿となったこと。これは、近く行われる総選挙に向けての私の大きな課題です。2つ目は、細かい政策を言わなかったこと、これは政策を訴えない石丸氏の問題ではなく、政治家のこれまでの政策実現能力の問題だと思います。選挙で政策を訴えることの意義を問われているのです。3つ目は知事選の出馬理由を「東京の過密を解消し、世界で一番住みやすい街にする。地方の活性化にもつながる」としたことです。地方についての問題意識を、彼を支持した東京都の20代から40代の若い世代の皆さんが共有した意義は大きかったと思います。

私は、政治家になる前から、「都市再生」をライフワークとして進めてきました。他方、戦後の高度経済成長期からデフレの時代まで、若い世代が東京などの大都市に集中してきました。私が東京の大学に進んだことと同様に自分の可能性を大都市に求めてきたのです。グローバル化が日常となり、穏やかなインフレに大きく転換するべきこのタイミングで、視野を世界に広げ、東京集中の価値観から、地方がそれぞれ持つ価値で豊かに発展できるという意識に変わってほしいと切に願います。石丸氏への興味が変化のきっかけになれば、政治的に意味があったと思うのと同時に、私も政治活動を通じてこの変化をより大きな動きに変えていかなければなりません。

奈良には古い歴史があり、その存在を実感する場所が至るところに存在します。この悠久の時間と空間を有する奈良は、世界のたくさんの人々が訪れるに値します。この価値を最大化する知恵や仕事の可能性は、今を生きる我々にとって、歴史の奥深さと比例し無限に存在します。また、こうした悠久の歴史を身近に感じながら、未来を拓く仕事をすることは魅力的ではないでしょうか。例えば、AIの企業集積を奈良に置けば、AI産業の発展と奈良の発展が両立することを想像できます。こうした可能性は奈良に限らず全国各地方で可能です。石丸現象の胎動から、明るい日本の未来につなげること-私の政治課題が明確になりました。

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